アメリカ、公立小学校の生活と子どもの一日
アメリカ駐在、こどもが小学校で1日をどんなふうに過ごすか知っているだけでも、不安が和らぎます。
今回は子どもが通うgrade2(2年生クラス)の一日をご紹介します。
8:30 スクールバスに乗る
家の近くに学校の定めた黄色いスクールバスのピックアップの場所があります。小さい子は保護者と一緒に待ちますが、Grade 3くらいから少し大きい子は1人で来る子もいます。
徒歩通学の子(walker)もいますし、車で親が送って行く子(Car Rider)もいます。学校の周辺はかなり渋滞します。
9:00 授業開始・モーニング・ミーティング
子どもの通う学校では、教室内に入って良いという先生の指示があるまで、廊下で来た順に並んで待ちます。
教室に入ったら、
- バックパック(リュックサック)とジャケット(コート)をカビー(ロッカー)に入れる
- ランチバッグをランチボックスに入れる
- 学校のお知らせファイル(宿題やNoteが入ったもの)を先生の机のそばにあるバスケットに入れる
- 持参したスナックをスナックボックスに入れる
用意が出来た子からカーペットのスペースに座り待ちます。皆がそろったら週末何をしたとか、何かアクティビティをするそうです。
突然、ブザーが鳴り、「今日のお誕生日の子」のお祝いが始まります。
その後、「Pledge of Allegiance(忠誠の誓い)」を行います。日本でいう、君が代でしょうか。
Daily Pledge of Allegiance - 1/15/16
授業
クラス全体での授業をします。クラスの人数は州で定められており、子どものクラスは現在20人です。
クラス全体での授業と、小グループに分かれて読書、作文、日記、ワークシート、ipadなどを行います。子どもの学力に合わせて、配布されるプリントも異なる時があります。保護者がボランティアでクラスのサポートをすることもあります。
アメリカの授業は、発言を多くする子どもが優れていると評価されます。
子どもがGrade1の時に、先生の質問に挙手をしてあてられた子どもがいたのですが、まさかの「・・・質問はなんだっけ?」。
とりあえず挙手しておく子もいるんだな、と。
リラックスした雰囲気で、日本の小学校のような緊張感はあまりありません。
スナックタイム
持参したスナックを食べます。 スナックは購入することも出来ます。
Recess(休み時間)
雨や雪の日、気温が極端に高い日、低い日以外は外で30分間遊びます。教室に残る子はいません。図書館も入れないそうです。
遊ぶ子が欲しい時は、Buddy Bench(バディベンチ)に座って待つそうです。他の子どもが声をかけてくれるそうです。良いアイデアです。
ランチ
カフェテリアで持参したランチ、または購入したランチ(4ドル前後)を食べます。時間は30分です。学年ごとにランチの時間が決まっており、席もクラス単位で座っているそうです。
ランチの時間が終わったら、担任の先生が子ども達を迎えにきます。
午後の授業
音楽、美術、体育、第2外国語(この学校ではフランス語)と図書館の時間があります。これらは担任ではなく、専任講師が担当します。
その後、担任によるSocial studies, Scienceなどの授業が行なわれます。午後のRecessがある時もあります。
帰り仕度
ホームワークが入ったファイルなどをバックパックに入れ、スクールバスの乗り場で順番を待ちます。自宅へは3時半に到着します。
アメリカの小学生の一日、動画で。
Day in the Life: Elementary School Student
その他
小学校には外部委託された会社が運営する学童があり、早朝と夕方まで有料で預かってもらえます。
また英語が第二言語の生徒にはESLクラスを無料で受けられるシステムもあります。
サイエンスクラブ、ガールズスカウトなどのクラブ活動もあります。
子どもの通う小学校には優秀な生徒の為のGifted Classもあります。
アメリカの小学校の主な年間行事
- Back to school (新学期)
- Parent Coffee / Parent Night(朝、夜の保護者の懇親会)
- Community Picnic (保護者参加型ピクニック)
- Picture Day(写真を撮る日)
- Open school Day(授業参観)
- Parent-Teacher Conference(二者面談)
- Halloween Parade(ハロウィーンパレード)
- Book Fair(本の販売イベント)
- Pajama day(パジャマで登校する日)
- Music Concert(生徒による演奏会)
- Sports Day / Field Day(運動会)